猫背は、集中力低下させる!?
姿勢があなたをダメにする。猫背に潜む意外な悪影響!?
「仕事や勉強に集中出来ない。」
「すぐに注意力が散漫になってしまう。」
こんな症状の方が多くなってきています。集中力が続かない原因に、ひょっとしたら猫背が関係しているかもしれません。
目次
猫背が脳を酸欠にする。
猫背になると脳内が酸欠状態になる可能性がある、と指摘されています。脳は、人体の中でも特に多くの酸素を必要とする臓器です。酸素が不足すると脳の機能が低下していきます。
では、なぜ猫背が酸欠になるのでしょうか?
猫背の姿勢は、肺や心臓を圧迫した状態にしてしまいます。
- 肩甲骨 :外転(肩を前方に巻き込む)
- 頚部(首):前傾(うつむく)
- 肋骨 :下がる
- 胸椎(背骨):後弯(背骨が丸くなる)
- 骨盤 :後傾(後ろに倒れる)
心臓と肺を上下前後左右から抑えるけられるような状態になっているのです。
ラジオ体操の際の深呼吸を行ってみて下さい。
- 大きく胸郭を開いて頚部(首)、胸椎(背骨)を反らせ、両手を広げて大きく息を吸い込みます。
- 十分息を吸い込んだら、徐々に大きく開いていた胸郭を閉じて頚部(首)、胸椎(背骨)を前方に丸まる様にすぼめていき、ゆっくり息を吐き出します。
猫背の方の深呼吸は、2の姿勢(胸郭を閉じて頚部、胸椎を前方に丸くすぼめる姿勢)のまま深呼吸をしているような状態です。この姿勢ではしっかりとした呼吸は行えません。
呼吸が浅くなり酸素の吸収量が減り、軽度の酸欠状態になる可能性があります。
その結果、脳が酸欠状態になり、脳の酸欠状態が集中力の低下を引き起こしてしまうのです。
それでは、あなたの姿勢はどうでしょうか。猫背にも色々なタイプがあります。まずは自分の猫背のタイプを見極めてみましょう。猫背の姿勢に関しては、以前の記事(あなたの姿勢は大丈夫?タイプ別の猫背の特徴)をご参照ください。
集中力を高めるためには
続いて、猫背と集中力の関係を説明していきます。先に猫背は、軽度の酸欠状態を引き起こす可能性を指摘しましたが、この脳の酸欠状態は集中力を低下させてしまいます。
猫背により呼吸が浅くなると酸素の吸入が減り、脳への酸素の供給量が減少します。酸素は細胞がエネルギーを産生する為には欠かす事の出来ない物です。
酸欠状態により脳細胞への酸素の供給量が減少して脳がエネルギーを生み出せなくなり、集中力の低下や注意力散漫になってしますのです。
ですので、集中力を高めるためには、猫背を改善し、正しい姿勢で行う呼吸が大切なのです。
では、まず背筋を伸ばす。そして集中力を高める為にまず、しっかりと呼吸をしましょう。
ラジオ体操の深呼吸をイメージして2~3回やってみましょう。
もう一度、姿勢に気を付け背筋を伸ばしましょう。背中が丸まっていませんか?猫背になると呼吸が浅くなってしまいます。
肺の中に新鮮な空気が入り満たされたイメージです。
浅い呼吸(猫背)から深い呼吸に代わる事により、肺に多くの空気が入ります。効率よく酸素を血中に取り込み脳に供給されるのです。
深呼吸のイメージは「ドローイン」が非常に効果的です。ドローインの詳しいやり方は、「美容エクササイズ「ぽっちゃりお腹が気になる方へ」を参照してください。
いかがですか?猫背を改善し正しい姿勢で行う呼吸はできたでしょうか?
猫背を改善して正しい姿勢で行う呼吸は、集中力を高め勉強や仕事の効率を上げる効果があるのです。
正しい姿勢と呼吸で美しい身体と高い集中力を身に着けましょう。