BODY OASIS

産後の骨盤矯正・術後比較(Hさん)

Hさん 1歳6カ月の男の子のママ

症状

出産後に腰の痛み。左殿部に筋肉の張りが顕著に出ている。前傾姿勢で痛みが強くなる。特に左腰部の痛みが強く、腰方形筋(腰椎の3、4番目)に圧痛がある。

起床時にすぐに立ち上がろうしても立ち上がれない。腰部が痛みで伸びない。

下肢の痺れや腰の可動域制限はない。

子供が1歳6カ月でまだまだ抱っこして欲しい時期なので、グズったりすると長時間の抱っこになり腰の痛みが増悪する。

産後の骨盤矯正 Before After

産後の骨盤矯正の術後、O脚がすっきりし、膝蓋骨(膝小僧)がより内側を向いている。

お尻がすっきりして上がり小尻効果。足も引き締まって細くなっている。

施術内容

骨盤リセッチ(骨盤リセットストレッチ)

産後の骨盤矯正をする前に骨盤リセッチ(骨盤リセットストレッチ)を行います。妊娠中、出産と骨盤周辺の靭帯や腱、筋肉が緩みます。

出産後に緩んだ骨盤周辺の靭帯や腱、筋肉が徐々に締まっていくのですが、産後の骨盤矯正を適切に行っていないと、骨盤の歪みや骨盤の開きがいびつに残存したまま、靭帯や腱、筋肉が締まっていきます。

いびつに締まった状態の骨盤では、適切に産後の骨盤矯正を行えないため、その前に骨盤リセッチ(骨盤リセットストレッチ)を行い骨盤の歪みや開きを残したまま、締まってしまった靭帯や腱、筋肉の柔軟性を取り戻す必要があります。適切な骨盤矯正を行うための準備段階として、骨盤リセッチ(骨盤リセットストレッチ)は施術の重要なプロセスです。

産後の骨盤矯正

骨盤リセッチ(骨盤リセットストレッチ)が完了したら、次は骨盤矯正に入ります。骨盤矯正は、矯正専用のカイロベッド「トムソンテーブル」を使用します。

「トムソンテーブル」とは、矯正専用のベッドです。トムソンテクニックと呼ばれる手技療法を使い骨盤や椎骨の歪みを整える事を目的として進化したベッドです。より詳しく知りたい方は、ホームページの「トムソンベッド(設備)」を参照下しさい。

産後の骨盤矯正と通常の骨盤矯正は、全く同じ施術手法ではありません。実際に、骨盤の形状は一人ひとり異なっており、歪み方も十人十色なのですが、特に妊娠、出産を終えた骨盤は、骨盤が開き産道が大きくなっている状態から後陣痛により急激に子宮が収縮し骨盤の開きを戻しているので骨盤形状の差異は非常に大きくなっております。そのため産後の骨盤には通常の骨盤矯正とは異なる手技を使って矯正する必要があるのです。

もみほぐし

骨盤は、骨へのアプローチですが、もみほぐしは筋肉へのアプローチです。骨から骨を繋ぐ筋肉をもみほぐす事により骨盤矯正の効果が更にアップします。

矯正のよって整えられた骨盤は、筋肉のこわばり(緊張)によって、元の歪んだ状態に戻ろうとします。そのこわばりへ強擦(強く擦る)、押圧、圧迫、伸張しこわばり硬くなった筋肉へ血流を促します。このアプローチが「もみほぐし」です。

全身の筋肉の緊張をもみほぐす事で整えた骨盤が歪んでしまう事を防止し、骨盤矯正の効果をより長く、より効果的に持続します。

腰部ストレッチ

腰部ストレッチとは体幹の筋肉、特に腰部の筋肉を伸張(ストレッチ)する事に特化したストレッチです。これは、おあしす接骨院オリジナルストレッチです。こちらももみほぐしと同様に筋肉へのアプローチになります。

筋肉のこわばり(緊張)を取るには、もみほぐしだけでなく、ストレッチを行い筋肉を伸張する事は非常に効果的です。特に産後は、スポーツなど運動をしていない方が多く、体幹を大きく動かす事が減っています。すると使用していない筋肉に強いこわばり(緊張)が出てしまうのです。もみほぐしでは届かない深部の筋肉をアプローチする事が出来るのです。

体幹の筋肉を伸張(ストレッチ)する事は特にむずかしく、的確に筋肉を伸張する技術が必要です。一人では、伸ばしにくい筋肉を施術者が伸張(ペアストレッチ)することで一人では伸張(パーソナルストレッチ)する事が出来ない筋肉にも効果を及ぼす事が可能となります。

施術結果

「施術後、腰部の痛みが軽減し、今まで左側の腰殿部に負担がかかっていたのが、産後の骨盤矯正をして左右腰部に均等に圧が掛けれるようになった。」これは、患者様の率直な感想です。

起床時の腰部の痛みは、使っていない事(廃用性)による疼痛です。この時、痛みを出していた筋肉は起立筋と腰方形筋が考えられます。この筋肉群の伸張力が弱く筋緊張が強い傾向にありました。筋肉の緊張が強いと筋肉の柔軟性が著しく減少します。就寝中など同一姿勢が長時間続くと筋肉の緊張が強くなり、起床などで動こうとしても筋肉が緊張により動かず痛みが生じてしまうのです。

その対処法としては、筋肉の緊張を取るには、筋肉の付着部である骨へのアプローチとして「骨盤リセッチ(リセットストレッチ)」「産後の骨盤矯正」を行います。更に筋肉へのアプローチである「もみほぐし」を行います。そして「腰部ストレッチ」により筋肉の緊張により柔軟性がなくなっていた腰部周辺の関節と靭帯、腱、筋肉に柔軟性を取り戻します。

術後の患者様は、起床時の腰の痛みが大幅に軽減し、起床後すぐに早い動きが出来るようなったとの連絡を受けております。さらに、前傾姿勢の痛みと左殿部の張りも改善した模様です。

「産後の骨盤矯正後、体重が落ち、今まで履いていたズボンがブカブカになり、ベルトをしなければずり落ちてくるようになりました。ズボンもサイズダウンしました。」とおっしゃっていました。

補足

  • 個人情報保護の為、名前は伏せさせていただきます。
  • 洋服着用時の写真のため、術前と術後の変化はわかりにくいですが、患者様本人は、身体の状態も含め、変化を感じていただいております。ぜひこの変化を体感し、当院の施術をお試しになってください。