BODY OASIS

急性腰痛(ぎっくり腰)の患者様 Before→After

急性腰痛(ぎっくり腰)の患者様 before→after

Tさん 42歳 女性

先日、ぎっくり腰で来院された患者様。治療前と治療後に写真を撮り治療前と治療後の結果を客観的に評価します。

症状

起床してすぐ階段から一歩降りた際に腰から強い痛みが出現。

後屈制限(腰を反る事が出来ない)が強く、院内で寝返りをしてもらった所、痛みが強く出来ない。腰を反らせることが出来ないので姿勢は少し前かがみ。

後屈は出来ないが前屈はスムーズに出来る。

診断

骨盤が前傾(前に傾き)し固まってしまっている。太ももの筋肉の筋緊張が強く、特に太ももの後面にあるハムストリングの筋緊張に比べ前面にある大腿四頭筋と内側にある、内転筋の筋緊張が強くバランスが悪くなっている。

腰椎起立筋(腰の筋肉)の緊張も強いが腰椎の前面にある腸腰筋の筋緊張が強く前後のバランスが悪くなっている。

左臀部の筋肉である中殿筋と梨状筋の筋緊張も強く左右のバランスの乱れもみられる。

前後のバランスの悪さにより骨盤が前傾位(へっぴり腰)になり腰部の後屈と前屈との差が激しく出ている。お尻にある中殿筋や梨状筋などの左右差で身体の右半身と左半身を均等に使えずアンバランスになり疲労がたまりやすく、腰の痛みやギックリ腰になりやすい身体になってしまっている。

施術内容

もみほぐしと筋膜バランス調整

もみほぐしにより全身の筋肉を緩めます。特にTさんの症状では太ももの筋肉である大腿四頭筋や内転筋、腰椎のインナーマッスルである腸腰筋をしっかりとほぐしていきます。

筋膜バランス調整は急性期の痛み(ぎっくり腰や寝違えなど)や左右や前後、上半身と下半身のバランス悪い方に効果的な施術です。  筋肉と筋膜にアプローチして全身のバランスを手技療法で整えていきます。

おあしす接骨院では、痛みが出ている患部を集中的に施術するのではなく全身の歪みやバランスを確認しながら施術を行います。腰の症状ですが足首の調整をしたり上腕の調整を行う場合があります。患部である腰部とは一見関係ない様な身体の部位でも原因となっている場合があるのです。

施術結果

真っ直ぐ立ち事が出来ずに立位の姿勢でも前かがみの姿勢だったのですが施術後は真っ直ぐ立てる様になりました。来院時は腰を反らせる事が出来なかったが上記の写真でも分かる様にしっかり反らす事が出来る様になりました。施術中に寝返りをしてもらう際は強く痛みが出ていたのですがバランスを整えながら施術すると徐々に寝返りの痛みは軽減してほとんどの寝返りの痛みは無くなりました。

施術後、1~2割ほどの痛みは残存しましたが概ね痛みがとる事が出来てT様にも満足して頂けました。

補足

  • 患者様に掲載の許可を頂いて掲載しています。
  • 個人情報保護の為、名前は伏せさせていただきます。

腰の痛みに効果的なストレッチとマッサージを掲載しています。気になる方はこちらもチェックして下さい。http://oasis-sekkotsu.com/body/post-79/