その腰痛、腰(背中)が原因だと思っていませんか!?
腰痛について
腰痛をお持ちの方で、下記の症状が思い当たる方は、股関節(下腹部)が原因かもしれません。
- 腰痛に苦しんでいて、なかなか腰が伸ばせない。
- 朝、起きてからなかなか真っ直ぐ立てない。
- 腰を反らす事が出来ない。
- うつ伏せで寝れない。
当院にも、このような症状の方が多く来院されています。
このような症状をお持ちの多くの方が、原因は腰(背中)にあると思っています。
本当に腰痛を治したいとお考えなら股関節(下腹部)へのアプローチも検討してみてください。
股関節(下腹部)へのアプローチ
腰痛をお持ちの方は、次のようなことをお考えになるようです。
- マッサージ屋さんに通って腰をマッサージしてもらう。
- 湿布を貼る。
- ただただ我慢する。
あなたなら、どのように対処するでしょうか?
このような症状の原因は、意外にも股関節(下腹部)の前面、腸腰筋にあることが多いのです。
「腸腰筋」とは、一般の方にはあまり聞きなれない筋肉だと思います。
腰部の背骨から大腿骨の内側についている「大腰筋」と骨盤の内側から大腿骨の内側についている「腸骨筋」からなる筋肉です。
いわゆるインナーマッスルと言われている筋肉で、姿勢維持などに使う非常に重要な筋肉です。
大腿を上げる筋肉ですが、それ以外にも骨盤を前傾させたるために使われる筋肉です。
骨盤が前傾すると腰椎が前弯(腰が反る事)してきます。
腰を反らせて痛い人は、腸腰筋が張っている人が多いのです。
そのような場合は、この腸腰筋を緩めていくと、腰が楽になりますし、腰の痛みで目を覚ますようなことも起こりにくくなってきます。
では、この筋肉をどのようにすれば緩めていけるのでしょうか。
自分で出来る腸腰筋マッサージ
仰臥位になって、膝を90度に曲げて下さい。
左の腰骨(上前腸骨棘)とおへそを線で結び、線の中央部(左股関節中央少し上部)に四指を置きます。(画像では、左側です。)
ちょうどここの深部が腸腰筋になります。
呼吸を整えリラックスして下さい。
大きく息を吸い込み、ゆっくりと吐き出します。
吐きながら、力を抜き四指の腹でゆっくりと背中に向かって押し込んでいきます。
7秒ほどかけてゆっくり吐き出しマッサージします。
その際、強く刺激しない様にしましょう。
自宅で出来る腸腰筋のセルフストレッチ。
まずは、伸ばしたい方の下肢をひいて膝立ちになります。
その際、バランスを崩しやすいので両手を地面に着け身体を支えます。
伸ばしたい方の下肢を後ろに引きます。(写真では、右足となります。)
間違えやすいので気を付けて下さい。
後方の下肢を後ろに伸ばしていきます。(写真では、右足となります。)
出来るところまで後方に伸ばしてください。
ゆっくり背筋を伸ばして下さい。
へそを前方に突き出すような感じです。
股関節前面に伸張力を感じいますか?
30秒ほど伸ばしてみましょう。
まとめ
マッサージとストレッチをすると前傾姿勢だったのが改善されたり、後屈動作がスムーズに行える様になります。
マッサージもストレッチも多くの時間を掛けず、短時間でも構いません。
その代わりこまめに何度も行いましょう。
腰痛があると痛みだけでなく、冷え症の要因になったり実年齢より高齢にみらてしまいます。
腸腰筋を緩めて健康とアンチエイジングを手に入れましょう。