BODY OASIS

ぽっちゃりお腹が気になる方へ

手遅れになる前に

ちょっとお出かけしようと、久しぶりにお気に入りの洋服を箪笥から引っ張り出し、羽織ってみました・・・あれっ何かが違う?

ウエストがきつくなったかな・・・

ちょっと呼吸がしづらいかもしれない・・・

こんなシルエットだったかな・・・

今まで自分にフィットしていた洋服がちょっと違う、と感じてしまったようなこと、ありませんか?

お腹に限ったことではありませんが、脂肪が身体につき始めたかな、と気になり始めたら、現在の身体にあった洋服を新たに購入するのではなく、以前の体系を取り戻すために何ができるのか、考えてみませんか?

あなたの理想のウエストへ近づくために、苦しい腹筋運動だけが道ではありません。

えっ、腹筋運動の繰り返しが、引き締まったウエストを手に入れる唯一の方法じゃないの?

もしあなたがこのように考えているのであれば、今回の記事は見逃せないはずです。

手遅れになる前に、まずは、何ができるかを考えてみることが大切です。

目次


  1. はじめに(理想的なウエストへ)
  2. ドローインとは?
  3. どこを鍛えるの?
  4. ドローインの効果とは?
  5. ドローインの正しいやり方
  6. より効果を上げるために

1. はじめに(理想的なウエストへ)

腹筋で六つにキレイに割れている究極のウエスト(シックスパックス)を手に入れるとまでは言いませんが、スリムなウエストを手に入れたい、誰もが思う理想です。

そのようなウエストを手に入れるためにはハードな腹筋運動を繰り返し行うことが一番の近道だ、そのようイメージをお持ちになる方も多いのではないでしょうか。

体育会系のハードなウエイトトレーニングを通じて理想とするウエストを手に入れるという方法もございますが、今回ご紹介するエキササイズは、呼吸法を応用した「ドローイン」と呼ばれる腹部ワークアウトです。

あなたが知っている通常の腹筋運動とはコンセプトを異にする、非常に行いやすい、高い効果が期待されるエキササイズです。

「ドローイン」の基本コンセプトは、「インナーマッスルを鍛える呼吸法」であり、運動のための専用器具が必要ないことは当然のこととして、「場所を選ばない」で行えるという魅力があります。

呼吸法一つで、理想的なウエストを手に入れられる!

場所を選ばず、どんな時にでも行える!

はい、とても魅力的なキャッチフレーズですね。

電車の座席に座りながら・・・

家でテレビを見ながら・・・

仕事場からの帰り道やお散歩中・・・

ワーキングと合わせて行うことも可能です。

呼吸に少し意識を集中する、ただそれだけで行える、とても魅力的なエキササイズ「ドローイン」をご紹介いたします。

2. ドローインとは?

ドローインという言葉を耳にしたことがございますか?

実は、このドローインはプロ・アスリートもインナーマッスルを鍛える為に取り入れているトレーニング法です。

現在では、美容にも効果が高いとダイエットや姿勢維持の為にスポーツジムやエステなどでも指導される事が多くなってきました。

当院でも、ダイエットでがんばられている方や姿勢改善や産後の骨盤矯正の施術をご希望のお客様に、ドローインをご紹介させていただくとともに、ドローインの実際のやり方の指導もしております。

ドローインは、呼吸方法を通じた腹部のエクササイズで、腹式呼吸を行い骨盤から腰部に付着しているインナーマッスルに直に働きかけていくトレーニング方法です。

ただの呼吸と侮る事なかれ。

しっかりやると、血流がよくなり身体がポカポカすることが実感できます。

3. どこを鍛えるの?

少し専門的な話になってしまいますが、このドローインは、腹横筋、多裂筋、横隔膜、骨盤底筋が効果的に鍛えられると言われています。

腰部と骨盤にある深層の筋肉で、ちょうど腰部と骨盤の前(腹横筋)後(多裂筋)上(横隔膜)下(骨盤底筋)で包むような位置にある、いわゆる「インナーマッスル」です。

腹筋や背筋トレーニングでは、なかなか鍛える事が出来ない部分ですが、このドローインを通じて直に筋肉に働きかけることができるのです。

骨盤は、2つの腸骨と仙骨の3つの骨で構成されています。前面にある恥骨結合と後面にある仙腸関節で合わさっています。この部分の動揺によって歪みが生じますが、インナーマッスルで骨盤の動揺性を安定させることができます。

4. ドローインの効果とは?

ドローンの最大の効用は・・・ぽっちゃりお腹の原因である内臓脂肪を減らす事でしょう。

内臓脂肪は、腹腔内で小腸を支持している腸間膜と言われる膜に付着しています。ここに内臓脂肪が付くとお腹に浮き輪を着けているような、ぽっちゃりお腹になってしまうのです。

ドローインは外側にある筋肉ではなく、インナーマッスルと言われる深層筋に作用するトレーニング法です。より内臓脂肪に近い筋肉を効果的に動かす事で脂肪燃焼を促すのです。

内臓脂肪は、有酸素運動が効果的と言われています。ドローインは有酸素運動ですので身体に過度な負担をかけること無くトレーニング法が可能です。

ドローインは、体に無理なく効率よく内臓脂肪「ぽっちゃりお腹」を減らす事が出来るのです。

腹部のダイエット効果以外にも、下記のような効果が期待できます。

  • スポーツパフォーマンスの向上:インナーマッスルを鍛えるのでバランス感覚が良くなり競技能力向上が見込めます。
  • 腰痛改善、予防:腰部、骨盤周辺のインナーマッスルを鍛えて天然のコルセットを作り、腰痛の改善や予防にも役立ちます。
  • ダイエット:腰部インナーマッスルは基礎代謝に大いに関係し、代謝を向上させます。腰部の一番内側に付着している筋肉なので内臓を支える役目があり、ウエストラインを細くしてくれます。
  • 姿勢改善:姿勢の悪い方、猫背の方は、骨盤の傾きが関係しています。ドローインによりインナーマッスルを鍛える事で骨盤の傾きが改善されます。
  • 産後の骨盤:産後の骨盤は開いてしまったり歪んだりしていますがインナーマッスルは衰えた腰部の筋肉を締める役割をし、骨盤の開きや歪みを改善させます。

このように、呼吸に意識を向けるだけで、かなりの効果、効用を期待できるエキササイズです。

5. ドローインの正しいやり方

先にドローインの魅力は、「簡単に、どこででも行えるエキササイズ」であると、説明しましたが、その前に正しいドローインのやり方をマスターすることが大切です。

正しいやり方をマスターすることでより高い効果を期待できるからです。

では、ドローインの正しいやり方を説明していきます。

ドローイン

  1. 腹臥位で寝て膝を90度に立て、手はお腹の上に置きましょう。
  2. 鼻から大きく吸い込めるまで吸いましょう。その際、お腹も出来るだけ膨らませます。
  3. 口から出来るだけゆっくりと息を吐き出していくましょう。その際、お腹を出来るだけ凹ませます。お腹に乗った手でお腹が凹んでいくのを確認して下さい。
  4. また1へ戻る。
  5. 1~4までを1回として、6回を1セットとします。

初めての方は、1回行うのに、3秒で吸って7秒で吐くことを目安とします。

慣れてきたら、3秒吸って17秒で吐き出します。

目指すは、3秒すって27秒で吐き出します。

呼吸を長くすれば、それだけ高い効果が見込めます。

正しいやり方でドローインを行うと、息も荒くなり、ポカポカと体が温まってくるのが実感できるかと思います。

身体がポカポカと感じられはじめたら、それはドローインを通じてインナーマッスルをしっかりと刺激していると考えていいでしょう。

6. より効果を上げるために

ドローインの正しいやり方を一度マスターしたら、このエキササイズを行う場所を選ばなくてもOKです。

立ってでも座ってでも出来るようになりますから、少し空いた時間や家事をしながら、気が付いた時にトレーニングすることを心がけましょう。

回数にこだわらず、無理のない程度でこまめに行っていくと良いでしょう。

まとめ

身体がポカポカ、息が苦しくなってきましたか?インナーマッスルである、骨盤の前(腹横筋)後(多裂筋)上(横隔膜)下(骨盤底筋)を鍛え、代謝が上がった証拠です。

ドローインはダイエット以外にも、腰痛予防や骨盤の安定、姿勢維持に効果を発揮します。当院では産後の骨盤や猫背矯正をしている方に指導しています。

しかし、どんな運動も一回で効果が出るものではありません。しっかり継続してトレーニングを行っていきましょう。

美容は一日にして成らず。

インナーマッスルを鍛えて、正しい姿勢と骨盤を手に入れましょう。